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2016.11.18
イベント

國學院大學久我山中学校高等学校 "Math in English"イベントについて

“英語で学ぶ方が数学は分かり易く感じた”
“アメリカの学校での数学授業を体験できたような気がした”
このような感想を生徒が持たれている”英語で数学を学ぶイベント”のご紹介です。

Math in Englishイベントを導入した経緯について

今井校長先生にお話を伺いました。
校長先生は、ご自身の大学生時代に、数学を英語で学ぶ経験をされ、英語で学ぶゆえのわかりやすさを認識され、それ以来、教育現場への導入を考えてこられました。
そうした中、同校では10年ほど前からEnglish Summer Campを行い、国際化社会を生きる生徒を育てようとする試みがありました。一方、同校の「理科会館」と呼ばれる建物には5つもの実験室があり、中学3年間で90もの理科実験を行うカリキュラムが準備され、 理系科目をとても大切に指導してきた経緯がありました。
このような教育の背景がある中、久我山の教育に適した教材を探していたところ、教育開発出版の数学問題集英語版の情報を手に入れ、これをベースとした英語イベントの実施を決定したとのことです。
講師には、コロンビア大学卒で数学を専門とする米国人ブライアン・ショウ氏を招き、中学生高校生を対象としたセッションを行っています。同氏は、国内SSH(Super Science Highschool)での授業を受け持つなど指導経験が豊富です。

ブライアン・ショウ氏の紹介はこちら

今井校長先生

これまでのMath in Englishイベント実施内容

参加された生徒全員に毎回reflection sheetに感想や意見を書いてもらっています。「英語で数学を学ぶのは大きな刺激であり、次回も参加したい」という声に代表されるように参加した生徒にとって新鮮な刺激のある貴重な経験になっていることが分かります。英語力の高い生徒は英語でコメントを書いています。
校長先生のお話にある通り、数学は英語で学んだ方が明確に理解し易いということを実証する結果となっています。

2015年8月20日に初めて開催(午前78名、午後89名の2セッション)

2016年6月2日に1セッション220名で開催

2016年8月19日に午前80名、午後7名の2セッションを開催

諸先生方のお話

このイベントの責任者である同校国際教育推進委員の川本先生のお話を伺いました。セッションにおいて、生徒が米国人講師のブライアン先生と英語でやりとりをしながら、「なるほど、そういうことなのか」と理解することは、とても大切なこと。「英語で数学を学んだら、本当によくわかった。」という振り返りは、貴重な発見、とのこと。教員の中にも、ブライアン先生に触発されて、「英語で授業をやってみたくなった。」という話も聞けたそうです。

川本先生

同校の女子部長高橋先生にもお話を伺いました。高橋先生は、英語教育の充実、英語と他教科との横断的取り組み、国際化した社会を生きる人の育成を考え、様々なイベントを企画しておられます。学校の周辺地域の文化や歴史を、留学生に紹介する「英語で地域探訪」も回を重ねる中で発展してきているとのことです。

髙橋先生

来年度のMath in Englishイベントの予定について

来年度のMath in Englishイベントの予定について今井校長先生と川本先生にお伺いしました。
生徒に大変好評で英語と数学両方への興味も高まっていることから来年度も今年度同様3回実施する予定とのことです。

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