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聖ドミニコ学園小学校 英語授業のご紹介

授業のご紹介
2025/09/29

【聖ドミニコ学園小学校について】
1954年の開校時より1年生から英語およびフランス語の授業を行っている。専科制を特徴としており、1年生から7教科を、3年生から10教科を担任以外の教員が授業を行うため、児童は多様な教員との接点ができている。定評のある英語授業は原則複数教員によるチームティーチングで、1年生~4年生は週2時間、5年生・6年生は週3時間all Englishに近い形で授業を行っている。3年生以上は年1回様々な国の方を招いて英語だけでコミュニケーションを取る機会を設けている。加えて5年生は日本に滞在中の留学生との交流会や、希望制で英語力強化に特化した集中研修を年2回実施している。このように英語力強化と異文化理解の涵養を図っている。


聖ドミニコ学園小学校 聖ドミニコ学園小学校

小学2年生の英語授業は英語専科の横山先生と田中先生によるチームティーチングで行われました。授業冒頭で先生が、How is the weather today?と質問すると児童たちは一斉に、It’s sunny.と元気よく答えていました。当日のテーマは How many?と、それに対して数を答えるものでした。まずは児童が自分の出席番号の英語を声に出してウオームアップしました。1から100までの数を英語で言う動画を授業で使用していて、児童がネイティブの音声を上手に真似て正確な発音で多くの数の英語を言えることは驚きでした。先生が特に工夫されていたのが単数形と複数形の違い、更に複数形の中でも発音が違うものがあることを児童に気づかせることでした。1匹の犬は one dog ですが、2匹になると two dogsになるという基本をまずしっかり学びました。その上でdogsとbirdsは語尾が同じsですが、その発音について気づいたことがあるかどうか先生が児童に質問をしたところ、発音が違うことを理解した児童がいました。大事なことは繰り返し練習して、three dogのように、複数形にしなかった児童がいてもその場で直すのではなく、他の児童にも答えを言ってもらいながら徐々に正解に導くという一面もありました。授業スタイルとして、児童が集中しやすいように5分から7分の異なったタスクを積み上げていく手法をとられていることも印象的でした。小学2年生の特性に適しており、学ぶことの多い授業でした。

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