オンライン英会話KYO-KAI OnE/GeTの導入が学習塾にもたらしたものは?
「教科学力」×「コミュニケーション力」のハイブリッド指導がカギ
1.なぜKYO-KAI OnEが学習現場に受け入れられたのか
2020年春にリリースされ、これまで多くの学習塾で導入頂いてきた教育開発出版(株)のオンライン英会話「KYO-KAI OnE/GeT」ですが、リリース当時世の中はちょうど新型コロナウイルスが蔓延して緊急事態宣言が全国各地で発令されていました。それにより、学習塾の授業形態はオンラインでの遠隔授業が主流になり、学校では臨時休校が相次ぎました。
それはまたコロナ禍において当社が教育業界の中で果たすべき役割についてあらためて考えさせられた時期でもありました。
コロナ禍で学校での学びが停滞した中、新たな学習の在り方を形作っていったのは、学習塾の存在でした。映像授業配信やオンライン授業、家庭学習の遠隔管理などのICT技術を取り入れながら、未曽有の災害時においても子どもたちへの学びの提供を止めることはありませんでした。
そうした中、当社が提供するオンライン英会話では、ICT技術を用いた遠隔授業の中に児童生徒になじみのある教材を組み込んで、普段の学習塾での指導と連動した英語レッスンをスタートさせました。

これまで小・中学生向けの英語授業は文法指導・リーディング指導が主でした。リスニングやスピーキングの指導も行われてきましたが、生徒一人ひとりに対するきめ細かいリスニング・スピーキング指導は、授業の中で時間的な問題や、人手の問題など様々なハードルがありました。
しかし近年、大学入学共通テストや入試での外部検定試験の活用増加、また東京都では都立入試にスピーキングテストが加わり、リスニング力・スピーキング力の養成がこれまで以上に必要となってきました。これにより、学習塾でもそうした変化に対応する講座や授業の設計が急務となってきました。
さらに、少子化の影響により生徒を獲得するための激しい競争が続く学習塾業界では、他塾との差別化が以前にも増して求められるようになり、インパクトのある特色を打ち出す必要が出てきました。
オンライン英会話「KYO-KAI OnE/GeT」は、学習塾での指導内容とオンラインレッスンが連動していることから、英会話スクールに通わずとも学習塾の中で文法指導とコミュニケーション英語の両立が実現できます。また、オンライン英会話を導入することで、日本人講師は文法・読解を中心とした「教科学力」を担い、オンライン英会話を担当するネイティブ講師はリスニング・スピーキングを中心に「コミュニケーションツールとしての英語」「使える英語」の力を向上させるといった、指導のすみ分けができます。授業内容の指導効果が高まるだけでなく、現場講師の労務負担軽減にもつながります。

2.楽しい通塾のために
オンライン英会話「KYO-KAI OnE/GeT」を導入いただきたい最大の理由は、学習効果や指導効果があること以上に「英語って楽しい」「自分の言いたいことが伝わって嬉しい」「もっと英語を話せるようになりたい」など、オンライン英会話でのレッスンを通じて児童・生徒たちの勉強に対するモチベーションが向上するところにあります。
日々の指導にオンライン英会話を組み込んでいただくことで、授業で学んだことを実際に使ってみてはじめて「身につく」ということを実感することができます。最初は発言に躊躇していた生徒も、受講を重ねるごとに自信を深めていき、「次のレッスンでは先生に何を質問しようかな」と前向きな姿勢になります。ひいては、それが塾に通う目的にもなり、通塾率向上や退塾防止にもつながっていきます。
志望校合格・成績向上が通塾目的であることは自明ではありますが、これからの学習塾には、児童生徒が前向きになり、モチベーションを高められるような楽しい学習指導が求められていくのではないか、と僭越ながら考えております。
子どもたちが将来の夢を見つけたときに、自分の強みとして発揮できるような英語力・コミュニケーション力をオンライン英会話で育んでいただくことが、当社の願いです。