当社はすべての社員が企画の立案を担います。時にはお客様との折衝の内容や科目の専門知識を用いて、より高い学習成果を上げるソリューションに敏感に反応し、企画書を作成して企画会議に提出します。経験年次や役割に囚われることなく、自由な発想と大胆な感性を大切にしています。
提出された企画書は企画推進室が中心となり、制作・営業・物流・システムなどのプロのスタッフを招集した企画会議にかけられます。企画会議の報告を受けて、各部門の責任者で構成される統括本部会議が企画案の承認を行います。
統括本部会議の承認を得た企画案は、制作によってより具体的な検討が加えられます。商品コンセプトを実現するための編集制作の段階ではページ割りや紙面構成が綿密に練られ、原稿を集めて商品の形に仕立てていきます。ミスがないように徹底した見直し作業も欠かせません。
いよいよ商品が仕上がると、企画意図や編集意図がどこに反映されているかを営業に伝え、販売戦略が確認されます。この販売戦略に則って営業は販売先の絞り込みや、アプローチ方法を検討します。制作と営業間での意志の共有が図られます。
販売戦略に基づき、営業は対象となるお客様へ商品をご案内します。ここでのお客様の反応は制作に伝えられ、次の改訂や別の商品の制作に活かされます。これによって商品の品質は不断に向上し続けるのです。当社が直販・自社制作を維持する最大の理由でもあります。
より良い商品を提供するために、時には制作者が営業担当に同行してお客様のお話を直に伺います。科目のプロだからこそ理解できるご指摘や、お客様が気づかなかった制作上の工夫などをお伝えし、改善のための本質的な課題を明らかにします。このやりとりは営業の営業活動にも反映されていきます。