Digital新中学問題集
サービスインについて
取締役 事業開発部 部長 石川原正純

「新中学問題集」は長年にわたり多くの学習現場で利用されてきましたが、教育現場が急速にデジタル化に舵を切り始めた時、企画専従者の私はICT対応について、何も手を付けられていない状態でした。教育現場が急速にデジタル化に舵を切り始めていましたが、紙媒体として教材の信頼性には自負があったため、どこか「自分たちはまだ大丈夫だろう」という根拠のない憶測があったことも否めません。
当時の営業、編集の責任者が実際の学習現場で、教材投影を活用した圧倒的な時間効率向上を進めている授業を見る機会に触れ、その将来性を市場へ提言するため、脱ゆとりと授業時間の大きな矛盾にメスをいれることを決断し、Digital新中学問題集プロジェクトがスタートしました。また、商品開発の担当として10数年の前の私を大きく揺さぶったのも、実際に学習現場でデジタル教材が活用されているのを目の当たりにした瞬間でした。授業の中で自然にデジタル教材が活用され、生徒の学習意欲が高まり、教師の働き方にも変化が生まれている。自社の製品が同じフィールドに立てていないという事実を突きつけられ、強い「挫折」に近い感情を覚えました。その日は、一緒に見学したスタッフと次の日のことも忘れて痛飲しました。だがこのままではいけない——その危機感が開発を本気で加速させる転機となりました。

そこから私たちは、紙教材の良さをデジタルで更に活かす方法を模索し始めました。誌面をPCで拡大しても画像が崩れない技術や、デジタルペン機能などを研究・企画し、「Digital新中学問題集」の開発に踏み切りました。授業で投影しやすく、生徒の視認性向上や授業効率を向上させるものを提供したいという想いから、ゼロからの挑戦ではあったものの、現場で役立つ機能を最優先に整えていきました。
その後も改良を重ね、現在はさらに進化したデジタルビューア「KK-BOOK」をリリースしています。紙とICTが自然に交わる教材環境をつくり、生徒・教師双方の学びを支えるための基盤が、少しずつ形になってきています。
私たちはこれからも、あの時感じた危機感を忘れず、よりよい学習の未来を提案します。新しい挑戦を皆様と共に。




